パナソニックのビストロシリーズから登場している「NE-BS5B」と「NE-BS5C」は、どちらも人気の高いオーブンレンジです。2023年に登場したNE-BS5Bに対し、NE-BS5Cはその翌年に発売された後継モデル。見た目は似ていても、中身にはいくつかの違いがあります。
ここでは、それぞれの特長や違いを詳しく紹介しながら、どちらを選ぶべきかを考えてみましょう。
NE-BS5CとNE-BS5Bの比較一覧
比較項目 | NE-BS5C(2024年モデル) | NE-BS5B(2023年モデル) |
---|---|---|
発売時期 | 2024年9月 | 2023年9月 |
カラー展開 | ブラック・ホワイト | ホワイトのみ |
本体サイズ | 幅470×奥行390×高さ350mm | 幅500×奥行400×高さ347mm |
重さ | 約14.7kg | 約14.4kg |
庫内の幅 | 約37cm | 約31.9cm |
ワンボウル調理 | 対応 | 非対応 |
グリル専用ボタン | 対応(5種) | 非対応 |
センサー方式 | 赤外線センサー | スイングサーチ赤外線センサー |
液晶表示 | 光る文字液晶(下部配置) | ブラックバック液晶(右側配置) |
メモリー機能 | あり | なし |
レシピ数 | 81種類(自動メニュー55種) | 86種類(自動メニュー58種) |
消費電力 | 1,350W | 1,220W |
価格の目安 | 約59,000円〜 | 約63,000円〜 |
注目すべきポイント
カラー展開とデザイン性
NE-BS5Cではブラックとホワイトの2色から選べるようになり、インテリアに合わせた選択が可能になりました。NE-BS5Bはホワイト1色展開ですが、どんなキッチンにもなじみやすい清潔感のあるカラーです。
コンパクトで広い庫内
NE-BS5Cは本体サイズがやや小さくなった一方で、庫内はより広く設計されているのがポイント。特に幅が約5cm広くなっているため、大きめのお皿やプレートも楽に入れられます。
調理機能の充実度
NE-BS5Cには、耐熱ガラス製のボウルひとつで調理が完了する「ワンボウルメニュー」や、よく使う魚や肉料理が簡単に設定できる「定番グリルボタン」が追加されており、日々の調理がさらに快適になっています。
一方、NE-BS5Bは多機能でありながら操作がシンプル。レシピ数がやや多く、レパートリーを増やしたい方には向いています。
センサーやヒーターの違い
NE-BS5Bの「スイングサーチ赤外線センサー」は、庫内の温度を複数箇所で検知できる高精度な機能。NE-BS5Cのセンサーは標準的な赤外線タイプですが、日常的な使用には十分な精度です。
また、NE-BS5Cはフラットな「大火力平面ヒーター」を採用しており、短時間で調理ができ、掃除もラク。NE-BS5Bは「遠赤Wヒーター」によって、じっくりと芯まで加熱できるのが特長です。
レシピ数・電力・価格について
NE-BS5Bの方が掲載レシピ数では少し多く、特に自動メニューが豊富です。料理のバリエーションを広げたい方には魅力的なポイントです。
ただしNE-BS5Cは、新しい機能を搭載しながら価格が比較的安めに設定されている点も見逃せません。消費電力はNE-BS5Cの方が130W高いですが、調理時間が短縮されるため、電気代への影響はごくわずかです。
こんな人におすすめ
NE-BS5Cが向いている方
- コンパクトながら広い庫内を求める方
- 時短調理や便利な機能を重視する方
- 見やすい液晶で快適に操作したい方
- 洗い物を減らしたい方(ワンボウル調理)
NE-BS5Bが向いている方
- 温度センサーの精度を重視する方
- 様々なレシピを試したい方
- 操作のシンプルさを優先したい方
NE-BS5CとNE-BS5Bは、どちらも優れた機能を持つオーブンレンジです。NE-BS5Cは新しい調理スタイルに対応し、使いやすさを追求したモデル。一方のNE-BS5Bは、基本性能に加えて安定した温度制御や豊富なレシピが魅力です。
「機能性と価格のバランスで選ぶならNE-BS5C」、「繊細な調理やレシピ活用をしたいならNE-BS5B」と、それぞれの特性に合わせて選んでみてください。どちらを選んでも、毎日の料理がより楽しく、効率よくなることでしょう。
NE-BS5CとNE-BS5Bに共通する便利な機能とは?
「NE-BS5C」と「NE-BS5B」は、発売年が異なるものの、どちらもパナソニックの高性能オーブンレンジ「ビストロ」シリーズに属しています。ここでは両モデルに共通する主な機能を詳しく見ていきましょう。
レンジ機能:パワフルな加熱でスピーディーに調理
どちらも最大出力1000Wの高火力レンジを備えています。さらに、スピード加熱機能によって、通常の温め時間を最大38%短縮できるので、忙しい朝や帰宅後でも手早く食事の準備が可能です。
手動出力の設定範囲 | NE-BS5C | NE-BS5B |
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最大出力 | 1000W | 800W |
出力段階 | 1000 / 600 / 500 / 300 / 150W相当 | 800 / 600 / 500 / 300 / 150W相当 |
オーブン&グリル:本格調理に対応
どちらのモデルも80〜250℃の温度設定ができるオーブン機能を搭載。パンやお菓子づくりにも活躍します。加えて、ヒートグリル皿を活用した両面焼きのグリル機能により、食材を裏返す手間なく均一な焼き色が実現。魚や肉料理もムラなく美味しく仕上がります。
フライ温め:揚げ物もカリッと復活
冷めてしまった天ぷらやフライを、揚げたてのようなサクサク食感に戻す「フライあたため」機能も搭載。電子レンジ特有のベタつきがなく、美味しさをキープできます。
お手入れ&安全性も◎
庫内はフラット設計で、拭き掃除がしやすく、脱臭機能付きの自動お手入れコースも搭載。さらに、フッ素加工が施されており、汚れがこびりつきにくい仕様になっています。チャイルドロックや縦開き扉も共通装備で、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使えます。
共通機能まとめ表
機能カテゴリー | 搭載内容 |
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電子レンジ | 最大1000W、手動出力切替あり(モデルにより上限異なる) |
オーブン | 80〜250℃、発酵機能(35℃・40℃)対応 |
グリル | 両面グリル(ヒートグリル皿使用) |
付属品 | ヒートグリル皿(1枚)、レシピ集 |
加熱方式 | 上下ヒーター方式(1段調理) |
安全機能 | チャイルドロック、縦開き扉 |
お手入れ機能 | 脱臭付き自動お手入れ、フッ素加工、フラット庫内設計 |
容量 | 26L |
NE-BS5Cに関する口コミまとめ
マイナス意見
・「機能が多くて覚えるのが大変」 → よく使う機能だけから始めると◎
・「価格が高い」 → 長期間使えば日割りコストは十分に割安
好評ポイント
・ワンボウル調理が時短になり洗い物も減らせる
・定番グリルボタンで魚料理が簡単に
・庫内が広く大皿も楽々収納
・液晶が明るく視認性が良い
・メモリー機能で繰り返しの操作が不要
・温めが早くて便利
・フラット庫内で掃除が簡単
・冷凍パンもふんわり美味しく焼ける
NE-BS5Bの口コミから見える特徴
やや不満な点
・「庫内が少し狭い」 → 大皿を使う際には注意が必要
・「液晶がやや暗い」 → 明るい場所なら気にならない
良い評価
・温度センサーが正確で仕上がりが安定
・操作が簡単で誰でも扱いやすい
・レシピ数が豊富で新しい料理にも挑戦しやすい
・遠赤外線ヒーターでふっくら美味しい仕上がり
・コスパの高い機能構成
・基本機能で十分満足
・ボタン配置がわかりやすい
モデルごとのおすすめタイプ
NE-BS5Cが向いている方
- 忙しくて時短調理を重視する人
- 最新の便利機能を使ってみたい人
- 明るい液晶で操作しやすい機種を探している人
- 外寸が小さくても庫内が広いレンジを希望する人
NE-BS5Bが向いている方
- 高精度なセンサーで加熱を管理したい人
- 多くのレシピを活用して料理の幅を広げたい人
- 必要な機能だけで十分というシンプル派の人
よくある質問(Q&A)
Q1:NE-BS5BとNE-BS5C、どちらを選べばいい?
→ 多機能と時短を求めるならNE-BS5C、基本性能を大事にしたいならNE-BS5Bが向いています。
Q2:NE-BS5Bの在庫はまだありますか?
→ 旧モデルのため流通数が限られており、購入は早めが安心です。
Q3:庫内サイズの違いは?
→ NE-BS5Cは庫内幅が37cmあり、大皿も入りやすい。NE-BS5Bは31.9cmでやや狭めです。
Q4:ワンボウルメニューって実際便利?
→ 洗い物が減り、調理時間も短縮できるのでとても実用的です。
Q5:センサーの違いは調理に影響する?
→ NE-BS5Bの方が温度測定がより精密ですが、日常調理にはどちらも十分な性能です。
Q6:消費電力の差は?
→ NE-BS5Cの方が出力は高いものの、短時間調理のため、電気代への影響はごくわずか(月数十円程度)。
最後に:自分に合った1台を選ぼう!
NE-BS5CとNE-BS5Bは、それぞれ異なる魅力を持った優秀なオーブンレンジです。
比較項目 | NE-BS5C(新型) | NE-BS5B(旧モデル) |
---|---|---|
発売時期 | 2024年9月 | 2023年9月 |
カラー | ブラック/ホワイト | ホワイトのみ |
庫内の広さ | 幅37cm | 幅31.9cm |
特徴的な機能 | ワンボウル調理/定番グリル/メモリー機能 | 高精度センサー/豊富なレシピ数 |
液晶表示 | 光る液晶(下部配置) | ブラックバック液晶(右側配置) |
消費電力 | 1350W | 1220W |
価格(参考) | 約59,000円〜 | 約63,000円〜 |
どちらを選ぶかは、ご自身の調理スタイルや重視するポイントに合わせるのが一番です。日々の調理をもっと快適にしたい方は、ぜひ今回の比較を参考にしてください。